女将と船頭:ここから 船頭:久しぶりに料理を作ってみたくなったので、鹿すね肉とたまねぎで、鹿肉カレーを作ってみました。 女将:船頭さん、男の手料理シリーズだね。 船頭:はい!食材をカットして、炒めて煮込むだけの簡単カレー、しかも仕上げは、市販のバーモントカレー・ルーを予定しています。 女将:いいじゃん! 船頭:まずは、食材庫にあったたまねぎを、みじん切りにします。 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 女将:結構な量だけど、カレーは何人前を見込んでいるの? 船頭:食材の目分量がよく分からないので、目についたたまねぎ1.5玉をみじん切りにしたら、結構な量になって、ビックリしています! 女将:船頭さん!たまねぎは、炒めて煮込んだら溶けてしまうから、これくらいの分量でも大丈夫ですよ。 船頭:ほっ! 女将:食材は、鹿すね肉とたまねぎだけなの? 船頭:そうです!今回は、『スジが多めの鹿すね肉を、カレーで煮込んだら美味いんじゃない💡』という閃きから、挑戦しました。 女将:なるほどね! 船頭:玉ねぎに続いて、鹿すね肉(約250g)を小さめのひと口サイズにカットして、太いスジのみ処理してみました。 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 女将:船頭さん!結構、スジや筋膜が残っていますね。 船頭:そうなんです。焼くと噛み切れないくらいに固くなる鹿肉のスジですが、煮込むと旨みになるんですよ。 女将:なるほどね!鹿すね肉 は、煮込み料理向きなんだね! 船頭:カレーの他に、おでん・味噌煮込み・ボロネーゼパスタ とも、鹿すね肉は相性抜群です。 女将:うんうん😄 船頭:今回は、20代の頃から相棒の中華鍋で、料理したいと思います。 女将:20代の頃から愛用してる相棒なんて、かなり使い込んでいるんだろうね? 船頭:付き合いは長いんですが、出番は船頭の気まぐれなので・・・・ 女将:そんなことを言いながらも、相棒の手入れを欠かさないトコが、船頭さんのエエトコですね。 船頭:おーきにです・・・・誉められ慣れてないので、照れますねぇ 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 船頭:続いて、玉ねぎと鹿すね肉を、それぞれ別々に炒めてゆきます。 女将:たまねぎが、美味しそうな飴色に焼けてきたね。 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 船頭:ほどよく炒まってきたら、鹿すね肉とたまねぎを一緒に炒めながら~ 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 船頭:水を加えて、煮込んでゆきます。 女将:いい香りがしてきたね。 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 船頭:鹿肉は、ほとんど灰汁が出ないのが特長で、画像に写ってる灰汁を取った後は、灰汁取り不要なんです。 女将:そうなの?牛肉や鶏肉だと、何度も灰汁取りするのに、鹿肉の場合は、ほとんど灰汁が出ないんだね。 女将:そうなんです。 船頭:煮込みながら味見してたら、市販のルーでインスタントに仕上げるのが、勿体なくなってきました 女将:うんうん!わかるなぁ、船頭さんの気持ち! 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 船頭:スパイス棚にあった、カレーに関係ありそうなスパイスを出してきました。 女将:後ろのヨーグルトも? 船頭:はい。冷蔵庫で見つけたので、チャンプルしてみようかと😉 女将:マイルドになって、いいかもね! 船頭:船頭の目分量と適当な味見で、スパイスをじゃんじゃん加えて、カレーに近づけてゆきます。 女将:それから、それから? 船頭:スクランブルエッグ風にタマゴを乗っけて、出来上がり! 女将と船頭:ここまで 女将と船頭:ここから 女将:カレーのいい香りが、漂ってきたね。 船頭:はい。ルーは、しゃぶしゃぶに仕上がりましたが、カレーっぽい味はしていますね。 女将:う~ん。『カレー風の煮込み料理』って感じかな😅 船頭:目分量で加えたスパイスが、なかなかパンチ効いていますね👊 女将:鹿すね肉が、いい感じに煮込まれて、ちょうどいい歯応えと旨味を演出してくれてるね。 船頭:そうですね。この歯応えなら、次回は、もう少し大きめにカットしてみたいと思いました。 女将:じゃぁ、いただきましょう! 仕掛け屋:僕も、ご相伴させていただきま~す! 女将:仕掛け屋しんちゃん、ナイスタイミング! 船頭:鹿すね肉とたまねぎのスパイスカレー、いただきます! 女将と船頭:ここまで 《番外編》 翌朝のこと・・・・ しゃぶしゃぶのカレー風の煮込み料理も美味しかったのですが・・・・ やっぱり、トロみあるカレーが食べたくなった船頭さんは、スパイスたっぷりのカレー風煮物に、バーモントカレー・ルー(中辛)を加えて、スタンダードなジャパニーズ・カレーを食べたんだとさ! おしまい!