女将と船頭:ここから 船頭:初となる出雲の旅、面白かったですね。 女将:そうだね。 船頭:見えない糸で、手繰り寄せられたような不思議なご縁を感じました。 女将:どうして、「出雲へ行こう!」なんて、急に思い立ったの? 船頭:『すさじいと過ごした夏』という一冊の電子書籍との出逢いでした。 女将と船頭:ここまで (すさじいと過ごした夏/すさのわ著) 女将と船頭:ここから 女将:そうなんだね。 船頭:著者のすさのわさんは、出雲市にある 須佐神社 前で、スサノオに一番近い宿 すさのわ という名の民泊宿を経営されてるんですが、オープン早々にコロナ騒動で人の移動が規制され、途方に暮れてらしたそうです。 女将:それは、大変な状況だったね。 船頭:でも、「騒動が収束した後に多くの人たちをお招きできるよう、宿の修理・修繕・掃除、裏庭の管理などを徹底的にしてしまおう!」と、一念発起しました。 女将:うんうん。 船頭:かなり長期に渡って放置されてジャングルのような状態だった裏庭を、『ガーデンプレイス』と呼べるような気持ちいい場所にしようという気持ちが芽生えたそうです。 女将:それから、それから? 船頭:そんな2020年真夏、裏庭の草刈りや木々の剪定をしてたときのこと・・・・どこからか、声がしてきたそうです。 女将:えっ!声がしてきたの? 船頭:そうなんです。 女将:話が面白くなってきたね! 船頭:最初は暑さによる幻聴かと思ったらしいのですが、声の主は自らを「わしは、すさじいじゃ」よ名乗り、世の中の仕組みを語り始めるのでした。 女将:へぇー、何だか『夢をかなえる象~ガネーシャ~』みたいだね。 船頭:まさに、その通り! 女将:それで、著者のすさのわさんに逢いたくなったんだね。 船頭:そうなんです。 女将:急に船頭さんが、「出雲へ行こう!」と言い出したときは、ビックリしたけど、そんな背景と理由があったなら納得したよ。 船頭:では、スサノオに一番近い宿、すさのわさんに出発進行! 女将と船頭:ここまで