女将と船頭:ここから 船頭:本日は、鹿モモ肉から削ぎ切り筋膜付近の端肉を使って、焼きそばを作ります。 女将:鹿肉と焼きそばって、意外な組み合わせだね。 船頭:『鹿肉=特別なレシピ』をイメージされる方が多いんですが、普段から馴染のある身近な料理にも応用できるってことを知っていただきたくて、焼きそばを選んでみました。 女将:そうなんだね。 女将と船頭:ここまで (一口大にカットした鹿のモモ端肉、白く見える部分は薄い筋膜です) 女将と船頭:ここから 船頭:鹿のモモ肉(特に外モモ肉)は、肉の表面に白く張りついた筋膜をこそいでから、調理する必要があります。 女将:筋膜が付いたまま焼くと、硬くなって食べづらいんだよね。 船頭:初めの頃は、そんなことも知らずに、筋膜が付いたまま調理していたものだから、「鹿肉って、やっぱり固いね」なんて、勘違いしてたことが、懐かしく思い出されます😅 女将:そうそう。なかなか噛み切れず、飲み込めなくて、苦労してたよね。 船頭:そうでしたね。この筋膜と一緒に、少し多めの赤身肉もこそいだ端肉を細かく刻んで、煮こんだり炒めたりすると、いい感じの酒の肴になることを知ったときは、とっても嬉しかったもんですね。 女将:そして今回は、酒の肴ではなく、ガッツリ焼きそばにしてみたんだね。 女将と船頭:ここまで (冷めたフライパンで多めの胡麻油を使って炒めるのがポイント) 女将と船頭:ここから 船頭:愛用の中華鍋に胡麻油を入れて、鹿肉を投入して炒めてゆきます。 女将:冷めたフライパンに多めの胡麻油が、鹿肉を焦がさないコツだったよね? 船頭:その通りです。いい感じに鹿肉が炒まってきたら、取り出して、お皿に分け置きます。 (火が通り過ぎると硬くなるので、半生くらいの加減で) 女将:火が通って、美味しそうな艶してるね。 女将と船頭:ここまで (ここから、いよいよ焼きそば本編に入ります) 女将と船頭:ここから 船頭:強火で、ジャンジャン焼きそばを炒めて、軽く焦げ目がついてきたら、ソース投入! 女将:焼きそばとソースの焦げる香りって、たまらなく食欲をそそるよね😘 女将と船頭:ここまで (再度、鹿肉を投入しました) 女将と船頭:ここから 船頭:先ほど取り分けておいた鹿肉を再投入して、焼きそばと絡めながら、炒めてゆきます。 女将:鹿肉の焼ける香りも合わさって、食欲と胃を直撃してます😆 船頭:ソース・塩・胡椒で味を調えて、お皿に盛ったら、出来上がり! 女将:鹿肉de焼きそば、いただきま~す! (焼きそば4玉、鹿肉200gの豪快鹿肉焼きそばの出来上がり) 女将と船頭:ここまで 《本日の小咄ブログのポイント》 その壱:鹿肉は、身近で一般的な食材として活躍できます! その弐:鹿肉の筋膜部分は、煮込むと美味しいです。 その参:鹿肉と焼きそばのソース味は、意外と相性抜群です!